上越市下水道事業経営戦略
下水道は、公衆衛生の向上及び都市の健全な発展に寄与し、あわせて公共用水域の水質保全のため、市民生活に欠かすことができない公共性、公益性の高い重要な社会基盤であるとともに、近年多発する豪雨による浸水被害の早期解消と軽減を図る役割も担っています。
しかし、下水道事業を取り巻く環境は、少子高齢化の進行による人口減少、生活様式の多様化、省資源化、経済成長の鈍化など、社会全体の潮流が大きな転換期を迎えていることから、下水道経営における一層の健全化を図ることが喫緊の課題となっています。
このような経営環境の変化に適応し、良好な下水道サービスを将来にわたり安定的に持続していくためには、中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」を策定し、一層の経営基盤の強化と財政マネジメントの向上に取り組む必要があります。
当市においては、総合計画を始めとする主要計画の策定等と連携し、その内容と適宜整合を図った上で、今後の下水道整備や設備等の改築更新に関する投資とその財源の見通しに基づく中長期計画として「上越市下水道事業経営戦略」(以下「経営戦略」という。)を策定しました。
当市における下水道事業の課題
(1)汚水管渠整備に係る全体事業費の増嵩
(2)人口減少に伴う使用料の減収
(3)下水道施設の老朽化
(4)安定的かつ持続可能な事業経営の推進
経営健全化に向けた取組
(1)目的と経緯
下水道整備の早期概成と安定的で持続可能な事業経営の実現を図るため、令和3年度に下水道事業を担当する生活排水対策課及び下水道建設課に財政課を加えた検討チームにおいて、下水道事業会計における各種整備事業の現状分析と課題検討を行いました。
(2)主な改善策の概要
- 公共下水道整備区域の見直し
新規整備の事業中止により、概成区域を極小化 - 汚水連携事業の見直し
費用対効果の見込めない処理区の事業中止等 - 下水道施設の改築更新の平準化
計画的な事業執行により、全体で平準化
(3)取組内容の骨子
- 経費節減
- 人口減少への対応
- 安定した下水道経営
- 経営の明確化・透明化
- ガス・水道事業との一体的な事業経営に向けた検討
改定の概要
(1)公共下水道整備の概成に向け、整備区域の見直し等を反映
(2)経営状況の更なる改善策を反映
計画期間
平成28年度から令和12年度まで(15年間)
経営の基本方針
- 上越市汚水処理施設整備アクションプランに基づく公共下水道整備の概成を主とした未普及地域の解消:汚水処理人口普及率97.24%(令和10年度)
- 持続可能な下水道事業の経営:汚水衛生処理率93.73%
経営戦略の事後検証、更新等に関する事項
(1)事後検証(モニタリング)の考え方
経営比較分析表における各経営指標を用いて経営状況の推移を確認します。
また、投資・財政計画に未反映の取組や今後検討予定の取組について、進捗管理を適宜行い、着実に検討を進めていきます。
(2)更新(ローリング)の考え方
使用料の見直しを検討する時期に合わせて3年ごとに更新することを基本とし、投資・財政計画算定の前提条件の変化や、市の主要計画改定等に応じて適宜更新を行います。
上越市下水道事業経営戦略(改定版)
- お問い合わせ先
-
上越市ガス水道局 経営企画課
TEL:025-522-5514
