水道事業ガイドライン(PI)とは、水道事業における施設の整備状況や経営状況等を総合的に評価するもので、全国の水道事業体共通の指標です。このガイドラインは、厚生労働省の水道ビジョンに示された目標と合致させ、平成17年1月に公益社団法人日本水道協会によって規格化されたものです。
水道サービスを将来にわたって維持していくうえで必要な128項目の業務指標(Performance Indicator)が示されており、次の4つの指標に分類されています。
・主要背景情報(CI) 9項目
・A)安全で良質な水(水質管理・施設管理・事故災害対策・施設更新) 17項目
・B)安定した水の供給(施設管理・事故災害対策・環境対策・施設更新) 57項目
・C)健全な事業経営(健全経営・人材育成・業務委託・情報提供・意見収集) 45項目
上越地域水道用水供給企業団(平成10年度,平成15年度,平成18年度~平成24年度)
※水道事業ガイドライン(PI)にはベンチマーク(基準値)が設けられていないため、それぞれ事業体の地域の特性、水源などの背景となる情報が異なることから、指標値を単純に比較することはできません。
水道事業ガイドラインが想定する一般的理想値の優位性を[矢印]で、単独の数値だけで評価できないものを[-]で示しています。
[↑] 高いほど良い
[↓] 低いほど良い
[-] 評価できないもの、他の指標と併せて総合評価するもの
業務指標を算出することで、各業務の現状把握を的確に行えます。これにより新たな課題を抽出し、数値目標の設定などによりその解決に努め、水道サービスの更なる向上に役立てます。
また、業務指標を公表することで経営の透明性を確保しサービスに対するご意見などを経営に反映させ満足度の向上につなげます。
上越市ガス水道局 経営企画課 企画経理係
電話:025-522-5514