上越市のガス事業は昭和46年の高田・直江津の両市の合併により誕生しましたが、市営ガス事業の創設は高田市時代の大正7年10月に溯り、公営ガス事業としては全国で5番目に長い歴史をもっています。
創設時は、石炭を原料にして北本町ガス製造所(現供給所)から主に「ガス燈」の燃料として都市ガスを供給していました。
昭和31年には直江津市が県内産天然ガスを原料にしてガス事業を開始し、昭和35年には高田市が原料を石炭混用から天然ガスに一本化しました。
両市合併後の昭和48年には供給熱量を4千5百キロカロリーから1万キロカロリーへ変更するなど施設運用の効率化を図り、都市ガスの拡張・普及に努めてまいりました。
平成17年1月には上越地域の13町村と合併し、柿崎町、大潟町、中郷村のガス事業を統合、供給熱量を統一しました。また、平成20年11月にはガス需要が大きく拡大したため、大潟ガス供給所を新たに建設し、安定供給に努めています。
今後はガス冷暖房やガスコージェネレーションシステムの普及促進など、多方面にわたる都市ガスの利用拡大を図るとともに、より一層の保安の確保と安定供給に努力してまいります。
供給区域 | ・合併前の上越市(一部を除く)及び頸城区の一部 ・柿崎区(一部を除く) ・大潟区(一部を除く) ・中郷区(一部を除く) ※詳細は一般ガス供給約款に記載。 |
供給区域面積 | ・129.6 km2 合併前の上越市 99.6 km2 柿崎区 10.9 km2 大潟区 7.8 km2 中郷区 9.2 km2 頸城区 2.1 km2 |
計画値 | ・計画供給戸数 54,400戸 ・計画一日最大供給量 314,000 m3 |
供給ガスの種類 | ・種類 天然ガス 13A ・標準熱量 45.00MJ / m3N ※45.00 MJ / m3N = 10,750 Kcal / m3N |
原料ガスの購入先 | 株式会社INPEX |