水道事業
上越市の水道事業は昭和46年の高田・直江津の両市の合併により誕生しましたが、上水道の創設は、高田市時代の大正15年6月に地下水を水源に825戸へ給水したのが始まりです。
両市とも地下水の過剰な汲み上げによる地盤沈下や海岸地域では塩水化の懸念が強まり、河川水への転換が必要となったため、県の発電事業が主体となって計画された上越利水総合開発に参加し、昭和44年3月に共同施設として城山浄水場と両市を結ぶ送水管も完成しました。
平成17年1月には、周辺13町村を編入合併し、旧町村の7上水道事業及び1簡易水道事業をソフト統合するほか12の簡易水道事業を引き継ぎ、1上水道事業と13簡易水道事業を運営、管理することとなりました。
また、上越地域全体の水源確保のため、当時の近隣8市町村とともに昭和51年7月に上越地域水道用水供給企業団を設立し、第1水源の正善寺ダムからは日量40,000㎥、第2水源の柿崎川ダムからは日量21,000㎥を取水し、構成市町村に用水供給を行ってきましたが、平成25年3月に上越地域水道用水供給企業団が、将来の水需要の減少見込みを踏まえ儀明川ダム事業からの撤退により、創設目的である水源開発事業が終了し解散したことから、平成25年4月に上越市が用水供給事業を譲り受け、妙高市へ水道用水の供給を開始しました。
平成29年4月には、簡易水道事業及び小規模水道事業の財務・技術基盤の強化を通じた効率的な経営体制の確立を図るため、簡易水道事業及び小規模水道事業を水道事業に統合することとなりました。
今後は老朽化施設の更新、地震対策などに重点を置き、安定給水のできる水道施設整備を進めるとともに、事業経営の効率化を図り、お客さまニーズに応えるよう一層努力してまいります。
上水道事業の概要
計画給水人口(人) | 計画一日最大給水量(㎥) | 計画給水区域面積(k㎡) |
194,500 | 80,700 | 627.18 |