皆様のご家庭にお届けしている水道水は、飲用水として水道法で定められた水質基準をクリアし殺菌のための塩素消毒を行っている安全でおいしい水です。カルキ臭は消毒している証です。その安全な水を蛇口から使用することが望ましいことです。
「最近水道水は汚染されて危険である。」「カルキは体に悪い。」と水道水に含まれている消毒成分の遊離残留塩素(法基準は0.1mg/㍑以上)を試薬を使って検出し、コップの水を変色させ、有害と言って浄水器を販売するケースも報告されています。
浄水器によっては、水道水中の遊離残留塩素(殺菌成分)を水道法の基準値以下の濃度まで除去してしまうものがあり、配管や使用状態により給水される水が細菌等により汚染される心配があると厚生労働省からも通知されています。浄水器取付けには十分注意され、取扱い仕様を守り、衛生検査(水質検査)を定期的に行う等自分自身で管理されることが必要です。浄水器から出る水の水質について上越市ガス水道局では一切の関与はいたしません。
元付け型浄水器は一見効率良く浄水されるように思われがちですが、遊離残留塩素の除去により、浄水器以降蛇口までの配管距離が長いため、水が汚染される危険があります。
後付け型浄水器や、浄水機能を持つ冷水器(水飲み器)等についても必ずしも安全とは言えません。