□ 局が発注する工事では、建設工事請負基準約款や土木工事標準仕様書等で決められている工事書類を作成、提出する必要がありますが、規定が不明確な書類や不要な書類を含め、多くの書類の作成、提出がされています。
□ 受注者の業務及び発注者の監督、検査の合理化を図るため、新潟県の「工事書類作成マニュアル(受注者編)」を準用して工事書類の明確化、省略等の簡素化を図ります。
・適用工事:上越市ガス水道局が発注する工事で新潟県土木工事標準仕様書を適用する工事
・適用年月日:令和3年4月1日以降公告分から
1. 新潟県土木部が公表している「工事書類作成マニュアル(受注者編)」を準用します。
ただし、次の内容については県のマニュアルを適用しません。
(1)局が別に定めているものは、局の規定を適用します。
(例)提出書類様式、特記仕様書の内容 等
(2)局が実施していない制度に係る内容
(例)VE(バリュー・エンジニアリング)提案関係
2.工事契約時、施工時、完成時に提出、提示が必要な書類を「工事書類関係一覧表」により明確化します。
3.内容を一部改正し、令和6年4月1日以降に入札を行う工事から適用します。
01.工事関係書類一覧表(EXCEL) 02.工事関係書類チェックリスト(EXCEL)
01.工事関係書類一覧表(PDF) 02.工事関係書類チェックリスト(PDF)
1.材料の品質証明資料を簡素化します
すべての工事材料の品質証明資料の提出を求めていましたが、指定材料及び設計図書で指定された材料についてのみ提出とし、それ以外の材料は、提示とします。
2.伝票等の扱い
納入伝票、製品カタログ等の写しが提出されている場合もありましたが、今後は監督員の請求時や検査時に提示することとし、提出は不要です。
1.明示した書類を提示してもらいます
安全管理に関する書類は、労働安全衛生法等により書類を作成する必要があるものについてその写しを提出してもらいましたが、「工事関係書類一覧表」により必要な書類を明示し、監督員が依頼した時や検査時に原本(写しでも可)を提示してもらいます。
2.安全管理総括表のみを提出してもらいます
提示してもらう書類の概要を整理し、工事における安全管理の状況をまとめた、安全管理総括表を提出してもらいます。(様式は新潟県工事書類作成マニュアルを参考にしてください。)
1.測定基準を適正に運用します
出来形の測定は、設計書仕様書を基本とし、必要以上の管理は行わないことを、発注者・受注者の双方で意思統一を図り、書類の量を減らします。構造物を施工するための作業土工は、任意の工種であることから、出来形管理図表の作成は不要です。
2.出来形管理図表を不要とする工種を試行します
試行的に、切込砂利、砕石基礎工、割栗石基礎工、護岸と同時施工する河川の掘削工について、写真撮影のみとし、出来形管理図表は不要とします。
3.簡易な管理図表の採用
管理項目が通例に比べて著しく多いと判断されるものは管理図表でなく、簡易な管理表を採用してかまいません。
1.当初請負金額が500万円以下の工事書類の簡素化を試行します
2.「当初請負金額500万円以下の工事の総括報告表」による一括報告
施工計画書を省略する場合に必要な事項を「当初請負金額500万円以下の工事の総括報告表」で報告してもらいます。
工事報告書参考様式に記載のとおり
3.当初請負金額500万円以下の工事において、下記書類は原則省略可能とします
(1) 施工計画書
下記は、総括報告表の記入欄7~9に記載することで省略可。
ア.段階確認の事前報告
イ.安全に関する計画
ウ.火気に関する計画
(2) 履行状況報告
ただし、中間前払い金の請求時は省略不可です。
(3) 再資源化完了報告書
ただし、最終請負金額が500万円以上の場合は、省略不可です。
(4) 創意工夫・社会性資料
4.メール、ファックスによる簡素化
工事打合簿、材料確認書、段階確認書、休日・夜間作業届けについては、メール、ファックスにより押印不要の打合せを認めます。
5.提出物の様式の簡素化
工程管理資料、出来形管理資料、品質管理資料等は簡易な様式でも良いこととします。
6.工事検査時の提示資料の簡素化
検査時に準備する提示書類について、産業廃棄物管理票及び産業廃棄物処理委託契約書をのぞき検査時に準備不要です。 (ただし、必要により提示を求めることがあるので整理しておいてください。)
1.工事写真の簡素化
竣工写真は、工事竣工図書に添付する紙提出のみとする。
検査・立会写真(材料確認を除く)の撮影を不要とする。
2.休祝日、夜間作業届けの簡素化
施工計画書や週間工程打合せ等で、事前に報告を行ってある休祝日、夜間作業の届け出は不要とします。
上越市ガス水道局 総務課 契約管財係
電話:025-522-5518