■ 令和4年度 堆雪場融雪実証・調査業務の完了(令和5年4月1日)
令和3年度に引き続き、融雪状況の観測を実施しました。
融雪に伴って地中温度が逓減していき、放熱部の温度も低下することから、調査期間が後半になる
につれて放熱部温度が低下していきます。令和3年度では最終的に4℃台まで温度が低下しましたが、
令和4年度では放熱部の温度を5℃以上に保ち続けていました。
堆雪場融雪については、放熱部に雪山がある限りヒートパイプは稼働することから、放熱部の温度
低下は堆雪時間によるものと考えられます。
令和4年度は、令和3年度に比べて降雪量が少なく堆雪期間が短かったため、昨年度と比較して温
度が保たれたと考えられます。
今後、令和6年度まで継続して調査を実施し、堆雪場融雪の将来的可能性を検証していきます。
■ 令和3年度 堆雪場融雪実証・調査業務の完了(令和4年4月27日)
令和2年度に引き続き、融雪状況の観測を実施しました。
令和2年度は、堆雪場融雪では長期間に渡って連続して放熱するため、地中温度が逓減し、観測期間
の最後になっても調査開始時点の地中温度までは回復しないことを確認しました。令和3年度の調査を
開始した11月時点の採熱部地中温度は13~14℃程度であり、春から秋にかけて地中温度を回復できて
いることが確認できました。
今後、令和6年度まで継続して調査を実施し、堆雪場融雪の将来的可能性を検証していきます。
■ エネルギー構造高度化・転換理解促進事業 事業評価報告書(令和3年8月18日)
ガス水道局新庁舎の融雪設備は、経済産業省資源エネルギー庁が実施する「エネルギー構造高度化・
転換理解促進事業」の採択を受け、国の補助金を利用して設置しました。
国では、当該事業を活用して自治体等が実施した事業の評価報告書を公表しています。当局の報告書
のほか、他の都道府県及び市町村の事業評価報告書が掲載されていますのでご覧ください。
■ 令和2年度 堆雪場融雪実証・調査業務の完了(令和3年3月17日)
新庁舎駐車場の堆雪場予定場所における融雪設備設置が完了し、堆雪場融雪の効果を検証するための
調査を実施しました。
この調査では、地中温度の測定・サーモグラフによる表面温度観測・定点カメラによる融雪状況の観測を
実施するとともに、観測結果に基づき経済性及び将来可能性を検証しました。
今後も調査を継続して実施し、堆雪場融雪の将来的可能性を検証していきます。
■ 地中熱温度調査の完了(令和2年3月12日)
新庁舎駐車場の堆雪場予定場所における地中熱温度調査が完了し、融雪装置の有効な熱源が
評価されました。
この調査結果を受け、新庁舎では石油や電気等を使わない地中熱ヒートパイプ融雪装置を設置
することで、堆積された雪を持続的に溶かし続ける「堆雪場融雪方式」の有効性を検証します。
地中熱温度調査報告書
(報告書のうち、融雪設備設計図等の工事施工内容に関する部分は、今後行われる入札に影響を及ぼす
ことから、現時点では未掲載としています。)
上越市ガス水道局 総務課 契約管財係
TEL:025-522-5518